2010.11.09 のニュース
WTI急騰86.49ドル 中東産も続伸で84ドル台
4日のWTI12月限は、急騰して86.49ドル/バーレルとなった。前日り1.80ドルの大幅な続伸で、4日連続の値上がりとなり、4月6日の86.84ドル以来、約7ヵ月ぶりの高値となっている。
一方、中東産原油の1月限も1ドル以上の値上がりで、84ドル台に乗せている。1日から80ドルを超え、その後も続伸となっている。5月4日の87.40ドル以後、6ヵ月ぶりの高値となった。
WTIは、前日の米国連邦公開市場委員会声明の追加金融緩和策を受けて、ドルの先安感が強まり、ドルが対ユーロ等で下落、ドル建てで取引される原油相場に割安感が生じ、買い優勢の展開となった。
また、この追加金融緩和策を受けて、景気の先行き懸念が後退し、株価も上昇して、原油相場は連れ高となった。
なお、ブレントの12月限も、3日連続の値上がりとなり、87ドル台という高値水準を続けている。