2010.06.30 のニュース
WTI続伸78.86ドル 中東産も上げで74ドル台
25日のWTI8月限は続伸して78.86ドル/バーレルという高値となった。2.35ドルという大幅な値上がりとなり、約1ヵ月半ぶりの高値となっている。
5月3日の86.19ドルという高値から、その後は値下がりに転じ、5月20日には8ドル台まで値下がりしていたが、5月26日に71ドルを超えてからは上昇に転じ、5月5日の79ドル台以来の高値となった。
カリブ海で発生した暴風雨が、米国の原油生産拠点が集中するメキシコ湾を直撃するとの予報を受けて、供給不足への懸念が強まり、原油相場は終始堅調に推移した。
また、米国財務省発表の第1四半期実質GDPの確定値が、改定値から下方修正されたことを受けて、米国経済の回復鈍化を見込んだドル売りが進んだことから、原油相場に割安感が生じたことも相場を押し上げた。
なお、中東産原油の8月限は小幅な値上がりで74ドル台へ、プレントの7月限は1ドル以上の値上がりで76ドル台となっている。