2010.11.15 のニュース
WTI反発87.81ドル 中東産は続伸85ドル台を維持
10日のWTI12月限は、反発して87.81ドル/バーレルとなった。前日より1.08ドルの大幅な値上がりで、08年10月8日の88.95ドルに次ぐ約2年1ヵ月ぶりの高値に戻っている。
一方、中東産原油の1月限も1ドル以内の続伸で、85ドル台を維持している。1日に80ドルを超え、その後、6営業日連続の上昇となり、5月4日の87.40ドル以後、約6ヵ月ぶりの高値となっている。
WTIは、米国エネルギー情報局(EIA)が発表した米石油在庫統計において、原油が前週比330万バーレル減、ガソリンは190万バーレル減、中間留分が500万バーレル減となり、それぞれ予想を上回り、大幅に取り崩しされたことを受け、需給の
引き締まりが期待された。
また、米国の新規失業保険申請件数が、市場の予想を下回ったことも、原油の相場を下支えした。
なお、ブレントの12月限は、3日連続の小幅な値上がりで、88ドル台という、WTIを上回る高値水準を続けている。