日刊ニュース

2015.04.28 のニュース

ガソリン ボトム136円~138円を狙う~安値物の底上げが遅れる~

ガソリンの仕切価格は、第4週で2円50銭~3円/リットルの値上げとなり、第3週の1円~1円50銭の連続値上げとなったため、ユーザー転嫁は本格化する。首都圏では、今週にはボトム136~8円/リットルを狙うことになる。第3週の値上げ時点で転嫁を見込んでいたが、第4週で値上げとなったため、仕切り直しで取り組むことになるのか、第5週の元売の方針を見て、連休直前での転嫁に取り組むことになったのか状況待ちとなっている。末端市況も石油情報センター調査(20日)では、平均で138円80銭となり、4週連続の値下がりとなるなど末端市況の動きは鈍い。120円台の安値物の底上げが遅れている。先物、業転市況も値上がりとなっているが、元売の仕切値上げに対して調整含みなのか様子を見る動きもある。
 ガソリンの仕切価格は、連続値上げとなっており、連休を前にして販売業者の対応も思惑絡みとなってきた。
 4月に入って仕切価格は連続して値上がりとなっているが、販売業者の取り組みは遅れている。石油情報センター調査(20日)でも小幅であるが値下がりとなっていることもあり、仕切値上げを受けてのユーザー転嫁はボトム136~8円を狙って再取り組みとなっている。第4週でも値上げとなったのと、第5週も値上げが見込まれる状況にあるため、販売業者サイドも安値物の120円台を底上げして130円台に乗せるなどの動きを見て対応する構えも残っている。
 それでも仕切価格は連続値上げとなっているため、まず今週に本格的に転嫁し、その後は第5週の元売の方針を見守ることになる。
 原油もWTIは57ドル/バーレル、ドバイは61ドルと値上がりしており、東商取の先物もガソリンは62円、灯油も58円と値上がりに転じている。
 今後の原油価格によるが、再度、5週も仕切値上げとなると連休寸前には連続してユーザー転嫁に取り組むことになる。
 連休(29日以降)に入ると途中での値上げは難しいのと増販を狙うため、値下がりも予想されるため、このまま連休商戦ということになる。

提供元:株式会社 石油タイムズ社
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