日刊ニュース

2010.11.22 のニュース

WTI急落80.44ドル 中国利下げ観測で需要減予測

17日のWTI12月限は、前日より大幅な急落で80.44ドル/バーレルとなった。前日は2ドル以上の下落で、中東産より低い水準となっていたが、5営業日で7.37ドルの大幅値下がりとなっている。
 1週間前は90ドル台載せも予想されたが、逆に80ドル割れの懸念も出てきた。要因は、中国での利上げ観測を受けて、同国の需要が抑制されるとの懸念が原油相場を圧迫した。
 一方、米国エネルギー情報局(EIA)が同日に発表した米週間在庫統計では、原油が730万バーレル減、ガソリンは270万バーレル減と、それぞれ前週比で大幅に取り崩されたが、相場には影響しなかったことで、中国の金融情勢に影饗を受けた。
 ブレントの12月限は1ドル以内の値下がりで84ドル台にとどまり、依然としてWTIを上回る高値水準を続けている。なお、シンガポールのマーケットは休場となっている。

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