日刊ニュース

2010.11.24 のニュース

WTI反発81.85ドル 中東産は大幅下げで同水準

18日のWTI12月限は、前日より大幅な値上がりで81.85ドル/バーレルとなった。前日は大幅な値下がりで80.44まで下落し、80ドルを割るのでは、と思われたが反発する展開となっている。
 中東産原油の1月限は、前々日の16日より2ドル以上の続落で82ドル前後となり、前週11日の86ドル台から4営業日で5ドル弱の大幅な値下がりとなった。
 WTIは、アイルランド中央銀行が、欧州連合(EU)や国際通貨基金(IMF)の緊急融資受入れに、前向きな姿勢を示したことを受けて、同国の債務危機を発端に再燃した欧州の信用不安に歯止めがかかったとの見方から、リスク資産への投資意欲が盛り返した。
 また、ユーロが対ドルで強含みに推移していることも、原油の相場に資金が流入したことで、相場の上昇をサポートした。
 なお、ブレントの12月限は小幅な値上がりで84ドル台を維持し、依然としてWTIを上回る高価水準を続けている。

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