2010.11.30 のニュース
灯油在庫は取崩し続く 低水準でも供給面では安定
石連週報によると、灯油在庫(20日現在)は264万KLで、前週に比べ4万KL減となった。灯油シーズン入りで、取り崩しが始まっているが、300万KL割れのままとなっている。
在庫は、前年に比べると大幅な低在庫となっているが、ガスや電気への燃料転換で、需要も減少傾向となっているため、供給面では心配がないとしている。
ただ、本格的な寒波が到来し、さらに冷え込みが強まると、供給不足になるのではと心配するむきもあるが、増産対応でカバーできるとみている。
灯油の増産は、ジェット燃料油や軽油からの転換もできるため、輸出が減少している現状では、増産にも余力がある。
ガソリン在庫は、212万KLで前週比12万KL増で、200万KLをオーバーしているが、需要期であるためバランスは保てる。