2010.12.09 のニュース
灯油 減販が心配に 原油急騰、コスト増で値上げも
12月に入って暖かい日が続いているため、灯油販売は伸び悩みとなってきた。本来ならば寒波到来が見込まれる時期だが、予測外れとなっている。
灯油在庫は300万KLを割る低水準であるため、市況は安定している。
原油が急騰してWTIで89ドル台と90ドルに接近しているため、東工取の先物も値上がりしており、販売減の影響は少ない。
ここにきて暖冬傾向が心配される状況になってきたが、原油が急騰しているため、値下がりとはなっていない。
12月入りで灯油商戦のヤマ場に入るが、暖冬気味で減販となり、下落することが心配される。また、一方では原油急騰によるコスト増となり、仕切価格の値上がりが心配される。
12月に入り、値上げ時期となるが、ここで暖冬となると値下がりとなることも見込まれるため、それだけは避けたいところである。