2010.12.14 のニュース
中東産上げ89ドル台 WTIも反発し88.37ドル
9日のシンガポールマーケットでは、中東産原油の2月限が、2日連続で小幅な値下がりとなっていたが、1ドル以内の反発で89ドル台となり、WTIを上回る高値となった。しかし、WTIは先高となっているが、中東産は先安となっている。
WTIの1月限は反発して88.37ドル/バーレルとなった。前日より0.09ドルの小幅な値上がりで、3日連続で88ドル台を維持している。6日89ドル台まで値上がりしたが、2日連続で値下がりしたものの、88ドル台の高値水準で推移している。
WTIは、朝方、米国労働省発表の米新規失業保険甲請件数が前週比1.7万件減となり、市場予想を下回り、米景気の先行き不安が後退したことから、原油相場は買いが優勢の展開となった。しかし午後には、米株価の下落や不安定なドル相場が重石となり、前日比小幅上げとなった。
なお、ブレントの1月限も小幅な値上がりで90ドル台を維持しながら先高となり、3月限は91ドル台となっている。