2010.12.16 のニュース
WTI反発88.61ドル 中東産は下げで同水準
13日のWTI1月限は反発して88.61ドル/バーレルとなった。前週末の10日より0.82ドルの値上がりで88ドル台に戻った。6日の89ドル台以後は小幅な乱高下を繰り返している。
シンガポールマーケットの中東産原油2月限は、小幅な続落となったが、88ドル台を維持しWTIとはほぼ同水準にとどまった。中東産は先安となっているのに対し、WTIは先高となり、2月限、3月限では89ドル台となっている。
WTIは、中国人民銀行が、インフレ指標の急上昇にもかかわらず、追加利上げではなく、準備預金率の引き上げによって対応したことで、一時的に引き締め警戒感が後退した。
また、対ユーロでのドル安を受けた割安感もあり、原油相場は買いが優勢の展開となった。さらに米国北東部での気温低下予報も買い材料となった。
なお、ブレントの1月限も値上がりして90ドル台から91ドル台となっている。