日刊ニュース

2010.12.16 のニュース

ガソリン 安値底上げ HC、量販店は121~122円へ

 首都圏のガソリン市況は、街道沿いSSで120円/L割れも散見されるが、HC、量販店では121~122円と底上げしている。安値はカード会員割引きで120円割れも出ている。原油価格はWTI、中東物も88ドル/バーレル台で推移しており、90ドルに迫る高値となっている。原油高を受けて、東工取の先物もガソリンは55~56円、灯油は61円台で推移しており、灯油は値上がりをみせている。ガソリン商戦は、年末のヤマ場を迎えるため、増販を狙ってユーザー転嫁を見送っているSSもあるが、HC、量販店は小幅ながら値上げしているため、一般SSでは値上げで対応するケースも出てきそうである。
 原油価格は88ドル/バーレル台の高値で推移しているが、元売、販売業者はコスト増の転嫁が遅れ、マージン減となっている。しかし、ガソリンの市況では、ようやく安値物を底上げする動きも出てきた。
 12月も中旬に入り、年末商戦の最中となっているが、増販を狙って、ガソリンは120円/L割れも散見する。しかし、安値販売のホームセンター、量販店も120円台に乗せる動きもみせている。
 カード会員の割引が目立っているが、年末に向けて、増販を期待してのヤマ場であるため、街道沿いSSでは、価格競争が活発化している。
 ガソリン販売は、夏場の猛暑による増販に比べると、ここにきての販売が伸び悩み気味である。そのため、販売業者間にあせりが出て、価格競争になることも心配されるが、今のところは原油価格が高騰しているため、値崩れはなく、値上がりに転じている。
 原油価格が88ドル台に高騰したため、緊張して様子を見ていたが、88ドル台が12月に入って2週間も続いているため、先物、業転市況も値上がりしており、販売業者も値上げに取り組む方向となってきた。
    

提供元:株式会社 石油タイムズ社
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