2010.12.21 のニュース
中東産上げ89ドル台 WTIは反落87.62ドル
16日のシンガポールマーケットでは、中東産原油の2月限が値上がりして89ドル/バーレル台となり、WTIを上回る高値となったが、3月限、4月限は先安となっている。
一方、WTIの1月限は反落して87.70ドルとなった。前日より0.92ドル値下がりしたが、2月限は88ドル台、3月限は89ドル台となり、先高となっている。
WTIは、16日発表の来国経済指標は強弱入り交じった内容で、中でも第3四半期経常収支統計は赤字が5期連続で拡大したほか、11月の住宅着工件数・住宅着工許可件数はともに市場予測を下回る水準となった。
これが米景気回復への懸念となり、原油相場は値を下げた。また、年末を前に、ポジション整理の売りに押される動きもあった。
なお、ブレントの1月限は小幅値下がりしたものの、92ドル台を維持し、WTIを上回る高値水準を維持している。