2010.12.22 のニュース
中東産上げ90ドルに迫る WTIは反発し88.02ドル
17日のシンガポールマーケットでは、中東産原油の2月限が、小幅に値上がりして90寸前となり、WTIを上回る高値を2日連続で維持した。
一方、WTIの1月限は反発して88.02ドルとなった。前日より0.32ドル値上がりしたが、2月限は88.60ドル、3月限は89.37ドルとなり、先高となっている。
WTIは朝方、欧州の債務問題をめぐる先行き不安に圧迫されて、不安定な値動きを示していたが、その後は寒気の観測による目先の需要見込みや、年末要因の調整買いが入り、小幅反発した。
また、11月の米国景気先行指数が前月比1.1%上昇し、5ヵ月連続の伸びを示したことで、米経済に対する楽観的な見方が拡がっていることも相場を上げる要因となった。
なお、ブレントの1月限は、小幅値下がりして91ドル台となったものの、WTIを上回る高値水準を維持している。