2010.12.24 のニュース
中東産下げも89ドル台 WTIは続伸で88.81ドル
20日のシンガポールマーケットでは、中東産原油の2月限が、小幅に値下がりしたものの、89ドル/バーレル台を維持し、WTIを上回る高値を続けている。
一方、WTIの1月限は納会日となったが、続伸して88.81ドルとなった。前凋末の17日より0.79ドル値上がりしている。2月限は89ドル台、3月限は90ドルを超える高値となり、先高推移している。
WTIは、米国北東部の寒気予測による暖房油の需要増観測や、クリスマスシーズンに向けたガソリンの需要増見込みが支援材料となった。
ただ、欧州の財政不安を背景に、ドルが対ユーロで一段高くなったことで、ドル建てで取引される原油に割高感が出て、上値は抑えられた。
なお、ブレントの1月限は、小幅値上がりして92ドル台となり、WTIを上回る高値水準を維持しているが、3月限は91ドル台となり、先安となっている。