2010.12.28 のニュース
WTI続伸91.51ドル 中東産は下げで90ドル台
23日のWTI2月限は続伸して91.51ドル/バーレルとなった。前日より1.03ドルの大幅な値上がりとなっている。前週末の17日より5営業日連続で3.11ドルの値上がりとなった。22日までは1ドル以内の値上がりにとどまっていたが、23日には1ドル以上の値上がりとなった。
シンガポールマーケットの中東産原油2月限は、大幅な値下がりとなったが、それでも90ドル台を維持している。前週末から前日まではWTIを上回る高値となっていたが、23日にはWTIが逆転した。
WTIは、前日の米国エネルギー情報局(EIA)発表の原油在庫減少を眺めた需給逼迫懸念や、対ドル相場で値を崩していたユーロが、一部で値を戻したことを好感し、原油相場は買いが優勢の展開となった。
また、米国最大の石油消費地域である北東部の寒気も相場を支援し、前日に続き約2年2ヵ月ぶりの高値を更新した。
なお、ブレントの1月限も4営業日小幅続伸して93ドル台から94ドル台となっている。