2010.12.29 のニュース
12月上旬4万4771円 11月平均比2701円上げ
財務省が発表した「貿易統計」から、石油連盟がまとめた12月上旬分の「原油CIF旬間速報」によると、CIF価格は4万4771円/KLとなり、11月平均の4万2070円に比べると2701円の大幅な値上がりとなった。
ドルベースは85.38ドル/バーレルで、11月平均の82.21ドルに比べると3.18ドルの大幅な値上がりとなったが、為替が83.36円/ドルとなり、11月平均に比べると2.00円の大幅な円安となったことで、CIFはドルでの値上がり分より値上がり幅を拡げた。
ドルベースの推移をみると、5月中旬から値下がりが続き、8月中旬には74ドル台まで下落していたが、8月下旬から値上がりに転じ、その後連続での値上がりとなっていた。しかし、円高の進展で、CIFは4万1000円以下の小幅な変動が続いていた。
その後、11月上旬からドルベースで値上がり傾向となり、さらに為替が11月下旬から円安基調となったところへ、12月上旬には85ドルを超える大幅な値上がりとなったことで、CIFは2701円もの大幅な値上がりとなった。