2011.01.14 のニュース
中東産が反発92ドル台 WTIは続伸で91.11ドル
11日のシンガポールマーケット中東産原油3月限は、大幅な値上がりで92ドル/バーレル台となった。前週末には値下がりして90ドル台を維持していたが、1ドル以上の値上がりで、6日の水準に逆戻りした。
WTI2月限は、3営業日連続で90ドル以下となっていたが、前日より1.86ドルの大幅な続伸で91.11ドルとなっている。中東産よりも下回っているが、3月限
は92ドル台、4月限が93ドル台となり、先高となっている。
WTIは、前日に引き続き、米国アラスカ州のパイプライン閉鎖を背景とする原油供給の逼迫感に加え、米北東部における冷え込みから、暖房油の相場が堅調に推移したことや、米株価の上昇も原油の相場を押し上げる要因となった。
なお、ブレントの2月限も大幅な続伸で97ドル台となり、相変わらず、WTIや中東産を上回る高値を続けている。