2011.01.19 のニュース
WTI上げ91.54ドル 中東産続落も93ドル台維持
14日のWTI2月限は反発して91.54ドル/バーレルとなった。前日比0.14ドルの小幅な値上がりとなった。11日に大幅な値上がりで一気に91.11ドルとなったが、その後は1ドル以内の小幅な上げ下げを繰り返し、4日連続で91ドル台という高値を続けている。
シンガポールマーケットの中東産原油3月限は、12日に94ドル前後の高値となったが、その後トドル以内の小幅な連続値下がりとなったものの、93ドル台を維持している。
WTIは、中国人民銀行(中央銀行)が、市中銀行の預金準備率を0.5%引き上げると発表したことから、主要原油消費国である同国の需要減退懸念となり、原油売りの流れが加速した。
しかし、取引中盤以降は良好な企業決算を背景に、米国の株価が上伸したことが強材料となり、原油の先物相場はプラス圏を確保して相場を終了した。
なお、ブレントの2月限は1ドル以内の、5日連続の値上がりで、ついに99ドル台に乗った。WTIや中東産を上回る高価を続け、100ドル乗せ直前となっている。