日刊ニュース

2010.07.13 のニュース

WTI続伸75.44ドル 中東産は大幅上げ72ドル台へ

8日のWTI8月限は続伸して75.44/バーレルとなった。前日より1.37ドルの大幅な値上がりとなり、1週間前6月30日の水準に戻っている。
 米国のエネルギー情報局(EIA)が発表した米石油週間在庫統計で、原油在庫は前週比500万バーレル減となり、市場予想を大幅に上回る取り崩しとなったことで、需給緩和観測が後退し、原油相場は買いが優勢で推移した。
 さらに、米国の新規失業保険申請件数が減少したことや、国際通貨基金(IMF)が今年の米実質経済成長率の見通しを上方修正したことから、米景気の先行き懸念が後退、米株価が堅調に推移し、原油相場も連れ高となった。
 なお、中東産原油の9月限は3ドル弱の大幅な直上がりで72ドル台となり、1週間前6月末の高値水準に戻った。ブレントの8月限は1ドル以上の値上がりで74ドル台となっている。

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