2011.04.12 のニュース
WTI続伸110.30ドル 中東産も上げで116ドル前後
7日のWTI5月限は1ドル/バーレル以上の大幅な値上がりで、ついに110ドル台へ続伸した。前日より1.47ドルの値上がりで110.30ドルとなり、約2年半ぶりの高値を更新した。7月限は111ドル台の先高となって推移している。
一方、中東産原油の6月限は1ドル以下の小幅な値上がりで116ドル前後となった。3月30日からの7日営業日連続値上がりで、今年になってからの最高値となった。先物は小幅な先安となっている。
ブレントの5月限は1ドル以内の反落となったが、3日連続で122ドル台を維持している。なお、先物は小幅な先安となっている。欧州精製マージンの下方圧力を受けて下落したもの。
WTIは、リビアのサリル油田での火災報道を受け、北アフリカと中東の政情混乱の影響が拡大し、原油相場は買いが進んだ。また、米国雇用関連の経済指標改善も相場を後押しした。