2011.04.13 のニュース
WTI続伸112.79ドル 中東産も上げで117ドル台
8日のWTI5月限は大幅に続伸し、一気に112ドル/バーレル後半まで値上がりした。前日より2.49ドルの値上がりで112.79ドルまで急騰し、約2年半ぶりの高値を更新した。6月限、7月限は113ドル台の先高となって推移している。
一方、中東産原油の6月限は1ドル以上の大幅な値上がりで117ドル台となった。3月30日からの8日営業日連続値上がりで、今年になってからの最高値となった。先物は小幅な先安となっている。
ブレントの5月限は3ドル以上の大幅な反発で125ドル台後半に急騰した。なお、先物も3ドル以上の値上がりとなったが、小幅な先安となっている。
WTIは、リビアで武力衝突の早期解決見通しが立たず、原油の供給が逼迫した状態が当面続くとの見方から、原油相場では買いが続いた。
さらに、連邦議会選を控えたナイジェリア情勢も相場を押し上げる一因となった。また、ドルが対ユー口で約1年ぶりの安値となったことも買いの材料となり、週間では4.5%の上昇となっている。