2011.04.14 のニュース
中東産続伸118ドル台 WTIは反落で109ドル台
11日のシンガポールマーケット中東産原油6月限は続伸して118ドル/バーレル台となった。前日比1ドル以上の大幅な値上がりで、9営業日連続の値上がりとなり、WTIを約9ドルも上回る高値となったが、7、8月限は117ドル台の先安となっている。
一方、WTIの5月限は2.87ドルの大幅な反落で109.92ドルとなったが、6月限は110ドル台、7月限が111ドル台となり、先高を維持している。またブレントの5月限は横ばいで1ドル台となっているが、先安となっている。
国際通貨基金(IMF)が、最新の世界経済見通しを発表した。その中で、米国と日本の、2011年の経済成長率をそれぞれ0.2%下方修正したことが、今後のエネルギー需要への不安につながり、WTIの原油相場は値下がりした。
また、アフリカ連合(AU)が、リビア停戦に向けた交渉に取り組んでいることが伝えられたことも、原油の売り要因となった。