2010.07.15 のニュース
WTI反落74.95ドル 中東産も下落し72ドル台
12日のWTI8月限は反落して74.95ドル/バーレルとなった。前日は3日連続で4.11ドルの大幅な上昇で、7月に入ってからの最高値となったが、前日より1.14ドルの値下がりで、6月末の水準に戻っている。
週明けの原油相場は、前週までの大幅な続伸を受けた利益確定の売りに押され、寄り付きから下落基調となった。
また、対ユーロのドル高や、米国株価の不安定な値動きに加え、今週発表予定の6月経済指標(小売り売上高・鉱工業生産など)の弱気な見通しが、米国経済の成長鈍化を示すとの見通しが拡がったことも、原油需給の緩和観測を呼び、原油相場の圧迫材料となった。
なお、中東産原油の9月限は1ドル以内の値下がりで72ドル台に、ブレントの8月限は1ドル以上の値下がりで74ドル台となっている。