日刊ニュース

2010.07.20 のニュース

WTI77ドル台を維持 中東産は大幅上げ74ドル台

14日のWTI8月限は反落して77.04ドル/バーレルとなった。前日は74ドル台から一気に77ドル台へと2.20ドルも急騰し、7月に入ってからの最高値となっていたが、その反動で0.11ドルの小幅な値下がりとなったものの、77ドル台を維持している。
 EIA(国際エネルギー機関)が発表した9日までの在庫統計によると、原油が前週比510万バーレル減となり、市場の予想を大幅に上回る取り崩しとなったことで、需給緩和の観測が後退し、原油相場は一時プラス圏で推移した。
 しかし、午後に発表された米国連邦公開市場委員会議事録の中で、景気の見通しが大きく悪化した場合、一段の刺激策の可否を協議する必要があるとの慎重な見解が示されたことで米国景気の減速懸念が強まり、株価がマイナス圏に沈むと、原油相場もつられて売りが優勢となった。
 なお、中東産原油の9月限は2ドル以上の大幅な値上がりで一気に74ドル台となった。ブレントの8月限は小幅な値上がりで76ドル台を維持している。

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