2010.07.14 のニュース
ガソリン 夏場商戦入り 在庫減少で需給は正常化 ―増販期待も天候次第―
製油所の定期修理明けとなり、これから稼働率がアップするが、今のところ製品需給は安定している。6月中旬の稼働率は61.5%と最低水準となったが、稼働率はこれからアップする。それでも各社は前年に比べて4~5%の減産で臨んでいる。製品在庫はガソリンが一時250万KL台と増加したが217万KL(3日時点)と前週にくらべ10万KL減少している。
参院選 民主党が敗れ、ねじれ現象 ―来年度予算、政策面にも影響―
参議院選挙の結果は、与党の民主党が敗れ、自民党が勝ち、与野党が逆転した。 直嶋経産大臣、増子副大臣は当選したが、参議院は、ねじれ現象が生じることになり国会運営は難しくなる。参議院のねじれ現象を民主党が活用したのが08年4月から1カ月間のガソリン税の暫定税率の失効である。1ヵ月後の5月に復活したが、石油業界は大混乱を経験したのと、これを契機に、次の総選挙で民主党が勝ち政権交代のキッカケとなった。
6月積みの原油価格がほぼ出揃ったが、主な油種は大幅な値下がりとなった。 カタールのQLは74.00ドル/バーレルで3.05ドル、QMが72.75ドルで2.88ドルの各値下がりとなった。 WTIの6月平均は75.40ドルとなり、前月に比べ1.30ドルの値下がりとなった。