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2010.11.25 のニュース

軽油輸出 ―上期分― シンガポール128万KL 豪州116万KL、チリ90万KL  

石油連盟の「石油需給の動向」によると、上期の燃料油輸出は合計1620万KLで、前年同月比0.2%減となったが、最も数量が多い軽油は585万KLで6.3%減となった。

ユーザー転嫁直前で様子待ち ―仕切値上げ分はかぶりも―  

ガソリン市況は、横ばいが続いている。石油情報センターの週動向調査(15日)は平均で132円30銭/Lが4週間にわたって続いており、132円台は9月末から続いている。一方、原油価格は大幅に変動している。WTIでみると、10月の平均が82ドル/バーレルであったが、11月に入り値上がり、11日には87.81ドルに達し、その後は下落、85ドル前後で推移したが、17日には80.44ドルまで急落した。

上期の黒字下期にも継続 ―石油製品マージン確保がカギ―  

元売の上期決算は、石油製品のマージンが確保されたため黒字計上となった。前年が実質赤字であったため、大幅な増益となったが、天坊石油連盟会長は「上期は黒字となった。だが、昨年度の石油業界は3000億円の赤字を計上しており、まだ再投資が可能な満足できる水準ではない。この状況が今後も続くことが望まれる」と述べている。今年度下期も上期と同様に、引続きガソリンなどの石油製品のマージンが確保できることがカギとなる。

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