2011.04.08 のニュース
ガソリン193万KL 前年比24万KL減 灯油在庫163万KLで31万KL減
石油連盟が発表した「原油・石油製品供給統計週報」(全国版)は、東北地方大震災の影響で、3月2~4週分が未発表となったため、「製品週末在庫量」の増減は前年同週との比較となった。 ガソリンは192.8万KLで前年同週比24.1万KL減、灯油が162.7万KLで30.8万KL減、製品在庫合計が1144.6万KLで38.9万KL減、「原油在庫量」は1498.9万KLで53.1万KL減となった。
(提供元:日刊石油タイムズ)
5日のシンガポールマーケット中東産原油6月限は続伸して114ドル/バーレル前後となった。前日比1ドル以上の大幅な値上がりで、5営業日連続の値上がりとなり、WTIを約6ドルも上回る高値となったが、7、8月限は先安となっている。 一方、WTIの5月限は0.13ドルの小幅な反落で108.34ドルとなったが、それでも前日の108ドル台を維持している。しかし、7月限は小幅な値上がりで109ドルを維持している。
(提供元:日刊石油タイムズ)
供給正常化 災害対策は再検討 ―便乗値上げなし 価格問題理解得る―
東日本大地震が発生からまもなく1ヵ月を迎えるが、被災地である東北地方の元売系列のSSは89%が稼動しており、正常化の方向となってきた。まだ被災地の最先端での混乱は残っているが、仮設のミニSSの増設などで対応しており、陸前高田市では5か所で給油を開始するなど、平常化に向けて復旧作業が進んでいる。関東地区でのSSの営業はすでに正常化しており、残る東北地区も元売系列のSSが約90%回復したことで来週中には安定供給の目安がつきそうである。
(提供元:日刊石油タイムズ)