2010.12.17 のニュース
中東産上げ89ドル台 WTIは反落88.28ドル
14日のシンガポールマーケットでは、中東産原油の2月限が小幅な値上がりで89ドル/バーレル台となり、WTIを上回る高値となった。
WTIの1月限は反落して88.28ドルとなった。前日より0.33値下がりしたが、88ドル台にとどまった。しかし、3月限は89ドル台となり、中東産を上回っている。
WTIは、米国連邦公開市場委員会が声明で、景気回復の勢いが、失業を減らすには不十分と指摘、国債購入プログラムを維持すると表明したため、原油相場は下落した。
14日発表された11月の小売売上高や卸売物価指数が、市場の予想を上回り、一時は上昇したものの、軟調なガソリン相場にも圧迫されマイナス圏に沈んだ。
なお、ブレントの1月限は小幅値上がりして91ドル台を維持している。