2011.08.12 のニュース
WTI80ドル割れ 景気判断の下方修正を受けて
13日のWTIは79.30ドル/バーレルで前日の81.31ドルに比べ2.01ドルの値下がりとなり、2010年10月19日以来、約9ヵ月ぶりに終値で80ドルを割り込んだ。
WTIは続落となっており、8月1日が94.89ドルであったため、8月に入って約14ドルの急落となった。
ブレントも若干値を下げ104ドルとなったが、WTIとブレントとの差は25ドルへと開いている。
米連邦準備制度理事会(FRB)は、米連邦公開市場委員会(FOMC)後の声明で、少なくとも2013年半ばまで超低金利政策を維持する方針を表明。「今年に入ってからの経済成長は予想よりも著しく緩慢」であり、「過去数が月間、労働市場は悪化し、失業率が上昇した」と米経済の弱体化を認め、景気判断を下方修正した。
これを受けて米景気の「二番底」懸念が強まり、原油価格は売られた。