2010.07.22 のニュース
卸価格に、経営者自らが弾き出した必要収益を乗せて小売価格を形成する。この収益に量を乗じた総収益が経費を上回れば利益、経費に達しなければ損失となる。これが正常な商売の姿であろう。 元売と特約店との取引慣行で、陋習として続いた事後調整は、建値の仮卸価格に対して、損失補てん名目で元売から支給されたもので、その陋習との決別は幾度も宣言されたが、「週決め・新仕切り体系」が標準化されたことによって、完全に過去のものとなった、と見ていた。
猛暑 ガソリン増販に期待 夏場商戦が本格化―市況は下げ止め方向に―
ガソリンは、本格的な夏場商戦に入った。17~19日の連休は全国的に猛暑となり、ガソリン販売は増加が見込まれている。猛暑になれば、車のクーラー使用が増加してガソリンの消費増となる。石油情報センターの週動向の市況調査(12日時点)は全国平均でみると135.6円/Lで前週に比べると0.5円の値下がり、7週連続の値下がりとなった。
19日のWTI8月限は反発して76.54ドル/バーレルとなった。前週は77ドル台から3日連続で値下がりし、77ドル台から76ドル割れ寸前まで値下がりしていたが、前週末より0.53ドルの小幅な値下がりとなり、76ドル台を維持している。