2010.07.21 のニュース
原油価格上昇に転じる 米原油流出事故収拾ヘ ―今後の原油価格に注目―
原油価格(WTI)は、15日は76.62ドル/バーレルとなり小幅変動となったが、今週は77ドル前後で推移した。7月初旬は72ドル程度であったが、アメリカの株価上昇、IEAの世界の石油需要の上方修正などの見通しから77ドル台に乗せた。原油は70~80ドルの価格帯で推移するとの見方から80ドル超えにはブレーキがかかるのか、今後の動向が注目される。
ガソリンの末端市況は小幅な値下がりを見せているが、安定して推移している。石油情報センター調査(12日時点)では、135.6円/Lで前週の136.1円に比べ0.5円の値下がりとなっている。平均では四捨五入で136円となり、前週の横ばいとなっている。5月24日の140円から連続して値下がりとなっている。
来年度税制改正については、これから民主党も審議に入るが、石油は「温暖化対策(環境税)には反対である。石油には、すでに5兆円の税金が課税されており、これ以上の増税は受け入れられない」と要望し、仮に、新税創設となれば「広く薄く、公平に課税すべきである」と主張している。