2010.09.15 のニュース
10日のWTI10月限は、急騰して76.45ドル/バーレルとなった。前日より2.20ドルの大幅な値上がりとなっている。前週末3日からの4営業日は、1ドル以内の小幅な変動で、74ドル台を上下していたが、10日には一気に76ドル台まで上昇した。
元売サイドは、新価格体系の見直しを行い実施しているが、販売業者からは不満と疑心暗鬼が出ている。主な意見は、①元売がマージンを確保するためブランド料を引き上げているが、ブランド料とは何か不明解である、②ブランド料の引き上げで仕切価格と業転市況との問に4~5円/Lの価格差が発生している、③価格指標は主に業転市況を指標としているが、その算定期間を変更(タイムラグの短縮)して通告日(金曜日)の直前の市況としており、元売の思惑も入るため不透明となってきた、などとなっている。
高度化小委 バイオ燃料導入目標決める 17年度で原油換算50万KL
総合エネ調総合部会・供給構造高度化小委は13日開催、石油精製業者の非化石エネルギー源の利用に係る判断基準を決めた。バイオエタノールの供給見通しは、国際需給の不透明な動向に加え、LCAや食料競合の議論、更には研究開発の進展等を踏まえると、18年度以降の見通しは困難としている。