2010.09.16 のニュース
08年10月における週決め・新仕切りの際に、旧・新日石における下限値の考え方に目を見張った。原油CIFに石油石炭税を乗せたのみに見えたこの考え方は、いまも正しい。当時から群を抜く最大手だった当社が、こうした考え方を示した背景はともかく、原油コスト連動が示したように、コスト至上主義との決別であり、市場メカニズムヘと大きく舵を切った英断であり、他の元売に対する剛速球だった。
13日のWTI10月限は、続伸して77.19/バーレルとなった。前週末の10日より0.74ドルの値上がりとなっている。9月に入ってからは74ドル前後を小幅な変動で上下していたが、13日には77ドル台まで上昇し、約1ヵ月ぶりの高値となった。
排出量取引き 政策手続WG中間整理 “有用性は限定的”―限界削減費が極めて高い―
産構審環境部会地球環境小委政策手法WGは13日に開催され、検討タスクフォースにおけるこれまでの議論の中間整理のうち、排出量取引、環境税についての検討結果をまとめた。排出量取引での「炭素価格は、各国の掲げるCO2削減目標の水準や、産業の国際間競争等を踏まえた炭素リーケージ等の現実からは、2O20年まで見通しでも、CO21トン当たり、50ドル程度までの一範囲内で推移するものと考えられる。