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2010.10.06 のニュース

新規会員確保で割引き ―市況対策に水を差す心配も―  

元売各社は10月からカードキャンペーン、新オイルの増販キャンペーンを展開する。今年の夏場は猛暑でガソリンは増販となり、市況も安定して推移したため・元売、販売業者ともマージンを確保したが、引続き秋の行楽シーズンに期待している。そのためには新規のカード会員を確保することになり、加入者に対してガソリン、軽油の販売価格を割引きすることでカード客を囲い込み、SSの増販に結びつけることを狙っている。

WTI急騰81.58ドル 中東産も上げで79ドル台  

1日のWTI11月限は、大幅に急騰して81.58ドル/バーレルとなり、約2ヵ月ぶりの高値となった。3日連続で1ドル以上の続伸となり、3日間では5.40ドル の大幅な値上がりとなったことで、8月5日の82.01ドルに次ぐ高値となっている。

消防法規制強化でSS廃業が加速 ―経営継続を望むも赤字で再投資できず―  

消防法の改正でSSの地下タンク危険物流出防止対策及び防止措置による規制強化が平成23年2月から施行(猶予期間は2年)されるが、そのまま施行されれば、多くのSSが廃業に追い込まれることになる。以前から、SSからのガソリンなどの流出防止策が問題となっており、新設は2重殻となっているが、古い一重殻のタンクについては、法律で規制が強化されることになったもの。このため再投資が必要となるが、足元のSSは赤字経営が続いている状況下で資金的な余裕がないため投資はできず、撤退することになる。

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