2010.10.18 のニュース
最近の原油相場は9月平均比でリットル3円近く上昇しているが、肝心の灯油小売価格は、下げ止まったガソリンを横目に、実に20週連続で値下がりが続いている。近況相場を裸の正味価格で論じると、中東産原油指標はリットル42円代半ば。一方の灯油は、卸指標では京浜現物は海上55円前後、陸上56円前後、京浜海上先物の最期近も55円台だ。
13日のWTI11月限は、反発して83.01/バーレルとなった。今週は2日連続の値下がりで81.67ドルまで下落していたが、13日には1.34ドルの大幅な値上がりとなり、再び83ドル台まで上昇した。
ガソリン転嫁始動 安値は3~4円値上げ ―HC、量販店も値上げへ―
ガソリンのユーザー転嫁が始動しており、一部では値上がりが始まっている。3~4円/Lの値上がりとなっているケースもあるが、プリペイドカード、新規会員の割引きキャンペーンもあり、販売価格にはバラツキが生じている。量販店は120円台に乗せ、121~2円となっている。しかし、カード割引きキャンペーンを実施しているため、120円割れというケースも出ている。