2010.11.02 のニュース
円高でガソリン転嫁遅れる ―寒波到来で今冬の灯油商戦に期待―
ガソリンはユーザー転嫁に取り組んでいるが、為替が円高に転じたためコスト安となり苦戦となっている。石油情報センター調査(25日)によるとガソリン価格は132円30銭/Lで前週に比べて、わずか10銭の値上がりとなった。前週も10銭の値上がりのため、2週間で20銭の値上がりとなる。
経産省 石油統計速報 9月分 ガソリン販売6%増 燃料油販売は7%の増加
経済産業省が発表した9月分の「石油統計速報」によると、燃料油の国内販売量は1571万KLで、前年同月に比べ7.3%増となった。ナフサはマイナスとなったが、その他の油種はプラスとなっている。
11月需要期入り 各社実需見合いの生産続く ―寒波到来で灯油需給は様変わり―
11月入りとなり、燃料油の需要期に入る。石油各社の、10~12月の生産は、実需に見合った対応となり、前年に比べると小幅な減産となっている。上期の燃料油販売は微増となっており、下期の需要回復を期待したいところである。焦点となる灯油の販売は、天候次第という不確定か要因が強いため、見通しは難しいが、ここにきて、関東地域も冷え込み、灯油の荷動きが活発化しており、幸先のよいスターとなった。