2010.12.15 のニュース
9日のシンガポールマーケットでは、中東産原油の2月限が小幅な値下がりで88ドル/バーレル台となったが、それでもWTIを上回る高値となっている。 WTIの1月限も反落して87.79ドルとなった。前日より0.58ドルの値下がりで、87ドル台となっている。6日には89ドル台まで値上がりし、90ドルに接近していたが、2日以前の水準に戻った。
(提供元:日刊石油タイムズ)
ガソリンの仕切価格は10月以降の累計で2円/L強の値上がりとなっているが、末端価格は1円の値上がりに止まっているため、1円は販売業者のかぶりとなっている。適正マージン確保のために値上げすると販売減につながるため難しい状況にある。増販かマージン確保かの二者択一となると、12月は増販を追求することになりそうである。今のところ末端市況は小幅な値上がりをみせているが、据え置きとしているSSも多い。
(提供元:日刊石油タイムズ)
元売・業者 マージン減少 原油高も末端転嫁が遅れる ―円高でタイミング失う―
原油価格が高騰してコストが増加しているが、ガソリンなどのユーザー転嫁は遅れており、元売、販売業者はマージンが減少している。原油価格は、WTIでみると9月の平均が76ドル/バーレルであったものが、8月が82ドル、11月が84ドル、12月入りで88ドルに値上がりしている。原油価格は9月に比べ約10ドルの値上がりとなっている。為替が一時、80円と円高となったが、最近は83~84円と円安になっている。
(提供元:日刊石油タイムズ)