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街角Ⅱ 2007年12月13日更新

祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり・・誰が鐘を鳴らすのか
此処は武蔵野、宵闇せまる三鷹駅近くの名刹禅林寺境内、此処に眠る太宰治、森鴎外らの墓を眺めていると鐘の声がゴオゥ―ン・・・五臓六腑にしみわたる、

ドンナ坊様が突いているか目をやると誰もいないのにゴオゥーン!ミステリー土曜劇場だ。よーみるとコードが垂れ電動仕掛けで鐘を鳴らしている、名刹が人手不足からセルフ式か、平家物語も怒るで!!

さて、厚生労働省は今から2030年にかけて約1千万人の労働人口が減少するとの見通しであり、不足対策は外国人、熟年者、女性、フリーター及びロボット活用で補うと発表しているが既に労働市場の事態は深刻で、斯様な施策は現在進行形じゃ。重要なのは政府が労働力関連の規制緩和を加速すること、民間は幾百万人分の手間仕事を減らすよう工夫し加速する事であろう(電動鐘突きはやり過ぎ)。

外国人労働者が日本で介護業務に従事するには大学卒を条件とか、生活保護者のほうが低所得労働者より待遇が良い等々のバカなことを早く改革せねば、まさに「人手不足に人災あり」となりチーンのお陀仏だ、政治家や役人よしっかり働け。又、日本全体の現場やリテールをセルフ化、マニュアル化に促進していけば可也の解決となり人出不足対策とコスト競争力を一手にゲットできるのは電鉄や銀行等を見れば一目瞭然、更に余計な判断を排除できコンプライアンスにもいいぜ。

SS業界では人手不足も価格競争も冬の陣
およそ就労先は希望(興味)と現実(待遇)を勘案しながら求められていくのが資本主義の仕組みで、3Kグループは抜本的な方策を講じなければ更なる苦戦を余儀なくされるのは至極当然。又、セルフ解禁10年では約15%のセルフが4割近くのガソリン売るようになり世の中はセルフ、セルフへと草木はなびく。
大手石油会社の某経営者がチョイ3年位前にセルフサーヴィスは日本の風土に適さないフルのが充分活路ありと言い放ったが世の中の潮流変化(低価格選択)を甘く見た。

フルSSの活路は環境「リテールは立地」が基本にサーヴィスに味ある三ツ星?でありゃOKいけるでしょうし、周りが全部セルフになればモット、オモシロイ事がおきそう。日本の消費者は同じもの(ガソリン)なら安いもの、違う物なら(サーヴィス)高いものを志向するケースが多々ありじゃから。
                                                           風来坊47

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