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強調したいSSのサービス 2001年11月27日更新

国内航空会社最大手の日本航空(JAL)と、第3位の日本エアシステム(JAS)が経営合併して、世界第6位の規模を持つ新航空会社となることが発表された。米国テロ事件以来の世界的な航空機需要の低迷をきっかけに、料金下げ、サービス競争、マイレージサービス過熱などの厳しい経営環境に対応した生き残り策だが、新会社への移行でサービス態勢がどうなるかはSS業界としても無関心ではいられない。
 それは、消費者が移動手段を選択するときに「時間かける距離」のコストパフォーマンスを計算しているからだ。航空機と新幹線、レール&レンタカーとマイカー利用など、どちらを選ぶかの基準になる「早く・安く・楽に」移動できる方をという判断で、自動車利用が他の手段に押される状況となっている。
 航空運賃が値下げになれば、長距離移動手段としてマイカー利用が減ることになる。自動車利用を促進してガソリン需要を拡大するため、速さや経済性以外のメリットを強調して、SSがそのためのサービス拠点をアピールしなくてはならない。

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