売り方入門

陳列の方法

皆さんはテレビを買う為に家電量販店のヤジマ電気に来ました。

さてここで質問です。

横1列にテレビが並んでいます。さてどのようにしてその中の1台を選択するでしょう。選択の基準は色々あると思います。メーカーの好き嫌い、価格、性能などなど。しかし例えば特に好きなメーカー、嫌いなメーカーがなければ、予算に見合った性能のテレビを購入すると思います。その時、数あるテレビの中から選択される上で重要なのが、テレビの陳列の仕方であり、値札の付け方であり、POP(購買時点広告)によるちょっとした商品説明です。

今週はそれらについて研究してみましょう。

1.オイル陳列の仕方

(1)オイルを陳列する際は、上段に高額商品、中段(目線の高さ)に売れ筋商品、下段に低額商品を陳列する。

(2)ディーゼルオイル、2サイクルオイルはモーターオイルと同じところには陳列しない。

(3)1L缶は4L缶のとなりに置く事。(1L缶の方が入口側になるように陳列)

(4)4L缶のキャップは向かって左側に来る様に陳列する。

(5)オイル缶の清掃は布等で拭く事は厳禁です。ちょっとしたオイル缶の傷が錆の原因となります。埃の場合は静電気を利用して汚れを取るようなものを、また汚れの場合は、ブレーキクリーナーを布につけてご使用下さい。

(6)へこみ缶はルブ室に置き新缶とうまくすりかえて下さい。

(7)へこんだ缶は整形します。

(8)オイル配送時にオイルケースより漏れが発見された場合は、そのまま運送業者に返品して下さい。その際は、必ず受取伝票の数量等を修正して下さい。

2.値札のつけ方

(1)バラ売りと荷姿別の商品コードを設定します。

(2)各商品(オイル、エレメント、その他)ごとに単価を設定します。

(3)各商品の右肩にラベラーで単価を表示します。

(4)各商品の内容表示(性能、セールスポイント等)にかからないようにはります。

(5)各商品の値札は平行に美しく見えるように同じ位置にはります。

3.POPの内容とはる場所

(1)内容はスタッフが理解している事が前提です。その上で、素人であるお客様にも、商品や性能が容易に伝わるように工夫をして下さい。

(2)常に新しいPOPを使用し、季節感や売り場イメージの斬新さを演出する様心がけて下さい。

(3)押し売りではなく、お客様に自ら商品を選んで頂けるような販売環境作りを目指して下さい。

(4)はる場所はお客様の目線を意識し、美しく掲示する事が重要です。例えば、トイレの中や駐停車した車の内部からちょうど目線が行く所等。

以上は原則論なので、お店によって色々と工夫してみて下さい。
次回は、今回3つ目の項目で取り上げたPOPに付いてもう少し突っ込んだ研究をしていきます。

>> ご質問等がございましたら、お気軽にこちらからお願い致します。
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