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2010.07.15 のニュース

来年度予算・新政策を検討 経産省 財務省との折衝を継続 -特別会計の事業仕分けも焦点-  

参議院選挙で民主党が敗れたため、参議院は与党が過半数割れとなり、ねじれ現象が生じることになった。そのため、政府提出の法案が通らなくなるケースも出るなど国会運営は難しくなってくる。経産省としては、来年度予算、新政策の作成に取組み、8月末には財務省との折衝を経て策定する。だが、民主党政権の政治主導による予算編成、新政策ができるのか、時間的な成約もあり厳しい状況となってきた。

WTI反落74.95ドル 中東産も下落し72ドル台  

12日のWTI8月限は反落して74.95ドル/バーレルとなった。前日は3日連続で4.11ドルの大幅な上昇で、7月に入ってからの最高値となったが、前日より1.14ドルの値下がりで、6月末の水準に戻っている。  週明けの原油相場は、前週までの大幅な続伸を受けた利益確定の売りに押され、寄り付きから下落基調となった。

「ねじれ」による混乱回避を  

11日の参議院選挙。結果は民主党の過半数割れである。政権交代が行われた昨年夏以来、国会は再び「ねじれ」状態になった。「ねじれ国会」について石油販売業界には苦い経験がある。  2年前の08年4月1日、前年末の税制改正議論で延長方針が決まっていたガソリン税と軽油引取税の暫定税率が、衆議院では可決したものの、野党が多数を占める参議院では審議拒否の状態となり、3月末で暫定税率の期限が切れてしまった。税率が大幅に変わるというのに、財務当局からは事前に税の扱いについて、なんの配慮もされなかった。

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