2010.07.29 のニュース
JX日鉱日石エネルギーは27日、4~6月分の大口向けC重油価格が決着したことと、7~9月分の打ち出し価格を通告した。4~6月の東電向けLSC重油は5万7770円/KLで、前期に比べ3910円の値上がりとなった。値上がりの要因は、原油CIFが値上がりしたことと、22年度入りとなったため経費の見直しにより、自家用燃料費などのコスト増が加味された。
26日のNYMEX・WTI8月限は78.98ドル/バーレルの横ばいとなった。前週末の23日は79.30ドルから0.32ドルの小幅な値下がりとなっていたが、高値でとどまっている。
3月末に4万ヵ所ぎりぎりまで減り、現在は大台を割り込んでいると推定されるSS数。ピーク時から2万ヵ所、3分の1という猛烈な縮小だ。最近の2年間の減少率は年4%を示し、2~3%台だったそれ以前を上回るSS減が進んでいる。 ガソリンの内需も6000万KLを割り続け、工ネ研の今年度の見通しでは、ほぼ横ばいを維持した昨年度から再び減販に転じ、150万KL減の5600万KLまで落ち込むと予測されている。ピーク時比較で530万KL、9%近い減販だ。