2010.11.22 のニュース
我が国の石油産業が直面する最大の課題をテーマにした報告書が出された。エネ研「アジアの石油流通の現状及び価格形成メカニズム調査」だ。原油調達は別にして、精製元売・流通SSは国内完結型とされていたが、アジアの石油産業の動向が、日本にも決定的な影響を葉えるということが常識となりつつある。
販売業者は、ガソリンの市況対策に取り組むための準備に入ったが、原油価格が急落したため、難しい状況となってきた。WTIが続落し、80ドル/バーレル割れも予 想される状況となり、東工取の先物も52円/L台ヘ下落、業転市況も下落してきた。
17日のWTI12月限は、前日より大幅な急落で80.44ドル/バーレルとなった。前日は2ドル以上の下落で、中東産より低い水準となっていたが、5営業日で7.37ドルの大幅値下がりとなっている。 1週間前は90ドル台載せも予想されたが、逆に80ドル割れの懸念も出てきた。要因は、中国での利上げ観測を受けて、同国の需要が抑制されるとの懸念が原油相場を圧迫した。